グロインペイン症候群

グロインペイン症候群とは？

グロインペインとは、鼠径部（そけいぶ）と呼ばれる足の付け根周辺に痛みや不快感を感じる症状の総称です。
鼠径部には、股関節、筋肉、腱、神経、血管など様々な組織が存在します。
これらの組織のいずれかに異常が起こることで、運動中の痛みが発生します。

グロインペイン症候群の症状とは？

グロインペイン症候群の症状としては、以下のようなものが挙げられます。

• 鼠径部周辺の痛みや不快感
• 運動開始、運動中の足の付け根、股関節の痛み
• 力を入れたときの痛み
• 痛みをかばった歩行
• 締め付けられるような痛み
• 股関節の引っ掛かり感
• 股関節の可動域制限 など

グロインペイン症候群の原因とは？

原因は様々で、以下のようなものが挙げられます。

• 鼠径部周辺の筋肉や腹筋、太ももの筋肉が損傷
• 股関節や恥骨結合部の関節炎
• 股関節、骨盤周囲の神経痛
• キックやダッシュ、歩行転換などのスポーツ動作で鼠径部に強い力が加わった時
• 股関節周囲の柔軟性低下
• 体幹、骨盤周囲の固定性低下 など

グロインペイン症候群のリハビリテーション

アイシング

患部を冷やすことで、痛みや腫れを抑えることができます。

ストレッチ

鼠径部周辺の筋肉や関節のストレッチを行うことで、柔軟性を高め、負担を軽減させます。

体幹、骨盤周囲の筋力強化トレーニング

体幹、骨盤周囲の筋肉を鍛えることで、負担を軽減させ運動中の痛みを軽減させることができます。

各スポーツ動作の改善

キック動作や走り方、方向転換などのスポーツ動作を改善せさせ鼠径部の負担を軽減させます。

P-bodyの施術

私たちは各部位別の専門医がいる整形外科で15年以上勤務し、保存治療、手術治療をされた方をのべ16万人以上を施術した経験があります。

その中でのグロインペイン症候群では硬くなった筋肉に対しての施術や、一人一人の鼠径部に合わせたオーダーメイドなトレーニングの指導を行い、スポーツ復帰をサポートしてきました。

早期スポーツ復帰を目指すことはもちろん、再発を予防するために鼠径部だけでなく体幹など患部外も含めて強化をしたり、鼠径部に負担を掛けない動作の習得を目指します。

グロインペイン症候群の専門家である私たちにぜひお任せください。

状態確認、施術をさせて頂いた上で注射や投薬、画像診断、手術などが必要であれば、医療連携をしているあんしんクリニック、ぱくペインクリニックにご紹介させて頂きます。

記事監修

米家 圭亮 (よねや けいすけ)　

理学療法士。肩、膝を中心に延べ9万人以上のリハビリを担当し、肩・膝の痛みと動きを良くするスペシャリスト
前十字靭帯（ACL）損傷や半月板損傷の術後も数多く担当し、スポーツ復帰に向けたリハビリにも精通
12年間サッカーチームのトレーナーとして帯同