「寒くなってから、朝起きると腰が固まっている」
「冬になると毎年、腰がつらくなる」
10月の終わりごろから、こういうご相談が一気に増えます。ぎっくり腰ほどではないけれど、なんとなく重い、動き始めがつらい。そんな腰の不調です。
寒さそのものが腰を悪くする、というより、寒い時期に起きやすい「体の使い方の変化」が腰に負担をかけている。現場で見ていると、そう感じることが多いです。今日はその話を書きます。

寒い時期に腰がつらくなりやすい3つの理由
1. 体が縮こまる姿勢が続く
寒いと、人は無意識に肩をすくめて背中を丸め、体を小さくします。この姿勢が長く続くと、背中から腰、お尻にかけての筋肉が縮こまったまま固まりやすくなります。
2. 動く量がガクッと減る
外に出るのがおっくうになり、座っている時間が増える。歩く量が減ると、股関節やお尻の筋肉が使われにくくなり、そのぶん腰が働きすぎる形になりがちです。
3. 朝の「いきなり動く」
布団の中で温まった体から、冷えた部屋でいきなり立ち上がる、前かがみで顔を洗う。冷えて固まった状態で急に動くと、腰にかかる負担は大きくなります。

こんなサインはありませんか
- 朝起きて動き始めの数分が特につらい
- 長く座ったあと、立ち上がるときに腰が伸びにくい
- 前かがみ(洗顔・靴下・荷物を持つ)で腰が重い
- 体を動かしているうちに少しずつ楽になる
動いているうちに楽になるタイプは、筋肉の固さや動き不足が関わっていることが多い印象です。逆に、じっとしていても強く痛む場合は別の原因も考えられるので、下の「先に病院へ」の項目も確認してください。
今日からできる3つのこと
朝、布団の中で膝倒し
仰向けで膝を立て、両膝をそろえたままゆっくり左右に倒します。痛みの出ない範囲で左右10回。起き上がる前の準備運動です。
30分に1回は立ち上がる
座りっぱなしが一番の敵です。タイマーを使ってでも、30分に1回は立って少し歩いてください。
お腹と腰まわりを冷やさない
腹巻きやカイロなどで、お腹から腰まわりを冷やさないようにするのもおすすめです。カイロを使うときは、低温やけどに気をつけてください。
P-bodyでは、腰だけを見ません
腰がつらいとき、原因が腰そのものにあるとは限りません。股関節の動きが固くて腰が代わりに動いている、背中が丸まったまま固まっている、歩き方にクセがある。こうしたことが重なっているケースはよくあります。
当院では、前かがみ・反る・ひねるといった動きでどこがつらいかを確認し、股関節や背中の動きまで見たうえで施術を行います。そのうえで、ご自宅で続けられる運動を回数まで具体的にお伝えしています。

こんなときは、先に病院へ
- 転んだ、重いものを持ったなど、きっかけのあとから急に強く痛む
- 安静にしていても強く痛む、夜も眠れない
- 脚のしびれや力の入りにくさが強くなってきた
- おしっこや便が出にくい、出たことに気づきにくい
- 発熱がある、体重が急に減っている
このような場合は整体ではなく、まず整形外科などの医療機関を受診してください。
よくある質問
Q. 温めるのと冷やすの、どちらがいいですか?
A. 慢性的な重さやこわばりには、温めて楽になる方が多いです。ただ、ぶつけた・ひねったなどの直後で熱っぽい場合は、温めずに医療機関に相談してください。
Q. 毎年冬に腰が痛くなります。予防はできますか?
A. 寒くなる前から、座りっぱなしを減らす、朝に軽く体を動かす、といった習慣をつけておくのがおすすめです。どこが固まりやすいかは人によって違うので、気になる方は一度体を見せてください。
Q. どのくらい通う必要がありますか?
A. 状態や目標によって変わります。初回に体を見たうえで、目安をご説明します。
「毎年この時期になると腰がつらい」という方は、ひどくなる前にご相談ください。仙腸関節性腰痛の対策の記事もあわせてどうぞ。
この記事を書いた人
理学療法士 米家(P-body代表)
理学療法士歴約19年。大学サッカー部のトレーナーを12年務めたのち、神戸三宮でP-bodyを開業。セラピスト向けの触診講座「3D触診塾」も主宰。
神戸三宮リハビリ・整体院 P-body
兵庫県神戸市中央区御幸通4-2-13 IPSX BASE 801号室(JR三ノ宮駅から徒歩6分)
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