神戸三宮リハビリ・整体院

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腰痛ベルト(コルセット)はつけたほうがいい?つけないほうがいい? ~メリットとデメリット~

みなさま、こんにちは!理学療法士のTです!少しずつ暑さも落ち着いてきて過ごしやすくなってきましたね!暑くて外に出られないと家に閉じこもってた方も少しずつ外に出てアクティブに過ごせると良いですね!

 

・コルセットはつけた方が良い?

さて、今回は腰痛の方に対して腰痛ベルト、いわゆるコルセットの使用、について投稿させて頂きます。腰痛が出たらつい手を伸ばしたくなるコルセット。薬局やスポーツ用品店で販売されているのをよく見かけますよね。では腰痛の方に対して、コルセットを使うメリットとデメリット、推奨する使い方はなんなのか、ぜひお読みいただき日々の生活に役立てていただけたらと思います!

 

・コルセット着用のメリットとデメリット

まずはコルセットをつけるメリット、デメリットからお伝えします😀

メリット
コルセットで固定されることで腰の動きが出なくなり、着けてる時には腰痛が出づらくなる。

デメリット
腰が固定されることで動きづらい。
長期のコルセットの利用で腰が硬くなったり、弱くなることでコルセットに頼らざるを得なくなる。

このように着けている間は負担を減らしていますが治っているわけではないです。一時的に楽にはなるだけに依存的もなりやすいので使用には注意が必要です😅

 

・推奨する使い方

まずコルセットを着けても楽になるような感じがなければ、外しておいて問題ないと思います。そしてコルセットを1日中、常用しておくことは避けましょう。デメリットで書いたように腰の硬さや弱りが強くなってくるからです😥重い物を持つとき、痛みがでやすい動作をする場面が多いとき(例:長く歩くことで痛くてコルセットをつけると楽なら長く歩く用事がある時だけ着用)など腰に負担がかかる時間帯のみの使用の方が好ましいです☝

 

・コルセットをつけると腰痛が楽な人が行った方が良い運動 厳選2選

コルセットをつけたら楽という方は一定数いらっしゃると思います。コルセットをつけて楽になっている方は体幹のインナーマッスルが弱くなっている可能性が非常に高いです。体幹のインナーマッスルとは体幹の表面ではなく深層にあり、下の図のようにお腹~骨盤を覆うように上は横隔膜、下は骨盤底筋、前から横は腹横筋、後ろは多裂筋があり、この4つの筋肉が働くことで、背骨の支えがしっかりして姿勢が良くなったり、腰痛の改善や呼吸がしやすくなります。なので体幹のインナーマッスルをしっかり使えるようにすることは非常に大切なんです!

・体幹のインナーマッスルのトレーニング

ではインナーマッスルを刺激するにはどうしたらよいか、特に腹横筋と多裂筋は腰痛の改善に重要とされていて、これからその2つの筋肉を刺激する運動を厳選してお伝えいたします。

腹式呼吸(腹横筋のトレーニング)
手順:
① 仰向けで膝を立てた姿勢になります。手はお腹の上に置いておきます。
② 息を鼻から吸ってお腹をふくらませます。しっかり吸ったらそのあとに口から吐いてお腹をへこませます。お腹をへこませるところを強調して長く行うと腹横筋がしっかり効いてきます!
*吐くときはお腹はいきまず凹ませる意識!手でお腹の動きを確認しましょう。
③ これを10回繰り返します。
*慣れてきたら座ったり、立ってる姿勢でも行いましょう!

バードドッグ(多裂筋のトレーニング)
手順:
① 1枚目の写真のように四つ這いの姿勢をします。手は肩の下、膝は股関節の下に置きます。 *腰が丸くならないように注意!腰は少し反り気味くらいでOK。
② 2枚目の写真のように背中はまっすぐのまま、足を後ろに伸ばします。
*腰が丸くなったり、捻ったりしないことがポイント!
③ 10秒キープして、おろして、を左右交互に5回ずつ繰り返しましょう。
④ これが簡単にできる人は3枚目の写真のようにあげた足と反対の手をあげるようにして同じ時間、回数を行ってみましょう。

*上記の運動をする際は痛みが出ない範囲で行うようにしましょう。強い痛みやしびれがある場合は医療機関への診察を推奨いたします。

記事監修 理学療法士 T
整形外科に勤務し、腰痛、首痛、肩こりを中心に7万人以上の方のリハビリを担当。ピラティスを用いた運動療法にも精通している。フィットネスジムでもピラティス指導を行う。腰の手術に関連した学会発表を多数行う。

 

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