神戸三宮リハビリ・整体院

公式LINE
Instagram
ご予約
電話
腰痛

腰痛の原因には何がある?

こんにちは!理学療法士のTです!お盆も過ぎて早く涼しくなってほしいと願う今日この頃です😂

今回は多くの人が一度は経験したことがある腰痛についてお話させていただきます。腰痛の理解が深まると腰痛の対策がしやすくなったり、痛みはあっても安心感が得られて痛みを楽に感じるとことも多いです。今回の記事はそんな腰痛についての理解が深まる内容となりますのでぜひご一読ください!

・腰痛っていったい何?

皆様は生活の中で腰痛を感じたことが一度はあるのではないでしょうか?厚生労働省での調査では腰痛は病気やけがによる自覚症状の調査では男性1位、女性の2位となっており誰もが経験しうる身近な症状です!
腰痛は病名ではなく体に表れる症状の名前です。これまで腰痛は非特異的腰痛といって画像などでは原因が特定できない腰痛が85%もあるとされてきましたが現在は腰痛の約80%は原因がわかるようになってきております。そして原因によって出てくる痛みの場所やどういった状況で痛みが出やすいのか、などが異なっており対処法も異なります。私が日頃の診療で関わっている中でもテレビでやっていた運動をして逆に腰痛を悪化させた、なんて方もいらっしゃいます。
そこで今回まずは腰痛の原因にはどんな種類があるのか、原因別での特徴をあげていき、ご自身の腰痛がどこに当てはまるのか、ぜひご確認していただき、ご自身の体を知るきっかけにしていただけたらと思います!

 

・腰痛の原因の種類と特徴

腰痛の原因は大きく分けて①筋肉、②椎間板、③椎間関節、④仙腸関節、⑤腰部脊柱管狭窄症、⑥椎間板ヘルニアの6種類が腰痛の原因の大きな割合を占めております。ほかには感染や骨折などもありますがここでは割愛させていただきます。
それでは原因を分けて一つずつどんな痛みが出るのか説明させていただきます!

① 筋肉(図1) 腰の筋肉に負担がかかり硬くなることで痛みが出てくる腰痛です。痛みの範囲は広く後ろに反るより前屈で痛い時が多いです。

② 椎間板(図2) 椎間板は水分が多い背骨同士のクッションの役割をしてくれています。前屈やくしゃみ、強くいきむと痛い、痛くて長く座れない方が多いです。猫背の方によく出る痛みです。

③ 椎間関節(図3) 椎間関節は背骨の関節で骨同士がぶつからないようにクッションの役割をしてくれています。腰の片側で背骨近くの局所が痛いことが多いです。反ったり立ち上がりの動きなどで痛いことが多いです。反り腰の方によく出る痛みです。


④ 仙腸関節(図3) 痛みの場所は骨盤の後ろの骨の出っ張った場所の近く(仙腸関節)の周りに出やすいです。その場所だけでなく鼠径部や足に一緒に痛みを出すこともあります。長く座っていると痛みがでやすいです。
⑤ 腰部脊柱管狭窄症(図4) 脊柱管という神経の通り道が狭くなって出る痛みです。腰をそらしたり、長く立ったり歩くと痛くなります。足の痛み、痺れを伴うことが多いです。

⑥ 椎間板ヘルニア(図4、5) 椎間板が脊柱管の中に出た状態です。図4、5では脊柱管を圧迫している様子がわかります。腰痛の特徴は椎間板と同様ですが神経の症状として足の痛み、痺れを伴うこともあります。

このように痛みの原因により症状が異なっております。

痛みの場所のイメージは図6のようになっております。

・腰痛セルフチェック

ご自身の腰痛の振り返りのポイントとして
① 痛みは日常生活ではどのような時に痛みが出るのか、どの場所が痛いか
② 前屈、後屈をしてみてどちらで痛みが出るのか
この2つを確認していただきご自身の腰痛の原因を知るきっかけにしていただけたらと思います!ご自身に当てはまる腰痛の原因はありましたか??
腰痛は腰そのものに問題がある場合だけでなく、身体全体の柔軟性や姿勢、筋力、職業、生活習慣、ストレスなど多くの要因が複雑に絡んでいるため、ご自身の体を知っていくこと、自分の生活を振り返ることが腰痛を良くするための第一歩となります。次回からはそれぞれの腰痛の原因別の解決策を解説していく予定です!ぜひお楽しみに!

*もしこれをお読みの方ですでに足腰に強い痛みや痺れが生じている場合や足にしっかり力が入らない、排尿や排便の際に違和感を感じる場合は一度病院で診察を受けられることを推奨します。

 

記事監修 理学療法士 T

整形外科に勤務し、腰痛、首痛、肩こりを中心に7万人以上の方のリハビリを担当。ピラティスを用いた運動療法にも精通している。フィットネスジムでもピラティス指導を行う。腰の手術に関連した学会発表を多数行う。

コメント

この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

PAGE TOP