神戸三宮リハビリ・整体院

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肩痛

【肩の腱が切れた時の症状とは?】 肩腱板損傷の痛む場所について

こんにちは!

理学療法士のKです!

 

『最近肩がずきずきして寝れない…』

『動かすと音がする…』

『手が上がりづらくなってきた…』

 

時間が経過しても治らない肩の痛み。

もしかしたら肩の腱板を損傷しているかもしれません。

今回は肩の腱が切れた時の症状について詳しく説明します。

 

 

腱板について

腱板とは肩の関節を安定させる働きをもった棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の4つ筋肉のことで、肩関節のインナーマッスルとも呼ばれています。

肩関節は腱板がバランスよく機能する事により安定して肩を動かすことができます。

 

腱板断裂とは?

腱板断裂とは腱板が切れた状態の事を言い、部分的または完全に損傷する状態を指します。

腱板を断裂すると肩関節の安定性が損なわれ、肩を挙げる事ができなくなったり、痛みが続く原因となったりします。

 

腱板断裂の原因

主な原因は以下の通りです

 

① 加齢による変性

一番多いのは年齢による変性です。

40歳頃からこの腱板の老化が始まり、強度低下による断裂の危険性が高まります。

日常生活の中で気づかないうちに切れていた…ということも実際に多くあります。

 

② 外傷(ケガ)

転んで肩を打ったり、手をついたりしただけでも肩に負担がかかり腱板断裂を起こすことがあります。

日常生活でも何気なく重いものをもったり、洗濯物を干したりした瞬間に痛くなり、実は腱板が切れていたということもあります。

 

③ オーバーユース(使いすぎ)

野球やテニスなどスポーツで肩をたくさん使ってきた方や、力仕事などで良く腕を使われる方は腱板が徐々にすり切れたり、微細な損傷が加わり腱板が変性や断裂をしたりします。

 

 

 

腱板断裂の主な症状

腱板断裂にはいくつかの症状が現れます。

これらの症状は個人差がありますが、一般的なものには次のようなものがあります:

 

 

① 痛み

腕を上げたり動かしたりすると感じられる痛み。

腱板が切れてしまうと切れた腱が周囲とひっかかって炎症を起こしたり、痛みやゴリゴリ音が出たりします。

日中はそれほど痛くなくても、夜になるとズキズキ痛むというのも腱板断裂の症状の特徴です。

 

② 筋力低下

痛みや腱が切れることで力が入りにくくなります。

腱板を断裂すると肩関節の安定性が損なわれ、肩を挙げる事ができなくなったり、重いものが持てなくなったりします。

 

③ 可動域制限

痛みや筋肉が硬くなってくることで、肩の可動域が制限され、動作が難しくなることがあります。

 

 

肩腱板断裂はどこが痛くなる?

腱板断裂の患者さんは肩の痛みが主ですが、肩の前のほうや、二の腕あたり、肩甲骨周囲に痛みを感じることもあります。

肩の神経や関連痛の影響で、痛む場所は断裂をした場所ではない事もよくあります。

 

腱板が切れると必ず痛くなる?

実は腱板が切れていても症状がない人もたくさんいます。

ある調査によると腱板断裂は年齢が上がるほど増加をしますが、その約2/3には自覚症状がかったと報告されています。

つまり腱板を断裂をしても必ず痛むわけではないということです。

 

腱板損傷はどうやって確認するの?

腱板はレントゲンには写らないため、腱板損傷の診断にはM R Iでの検査が最も有効です。

断裂の有無や種類、サイズなどの詳細を評価します。

痛みが続いている、以前よりも手が上がりにくくなっている方は早めに医師に相談しましょう。

 

腱板は治るの?

残念ながら断裂した腱板は自然に修復されることはありません。

最近の研究では腱板断裂が生じると、断裂の大きさ等は時間経過と共に進行すると報告されています。

また腱板が断裂しても残っている肩甲帯周囲の筋肉をリハビリで正しく働かせられるようにトレーニングを続けると、痛みや制限が改善する方もたくさんいらっしゃいます。

 

腱板損傷になったら、どんなことをしたらだめ?

痛みを伴う動作は基本的には避けるようにしましょう。

また肩に負担が掛かるような、スポーツや重いものを持つことも控えましょう。

 

 

腱板断裂から回復するためにリハビリテーションが非常に重要です。

専門家の指導の下、筋力や可動性を回復させ肩の安定性を向上させましょう。

 

 

記事監修 理学療法士 K

整形外科クリニックに勤務し肩、膝を中心に延べ9万人以上のリハビリを担当

サッカーチームにトレーナーとしても帯同中

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