肩関節周囲炎とは?

『特にきっかけもなく肩が痛くなってきた』
『寝ているときに痛くて目が覚める』
『腕が上がらなくなってきた』
これらの症状はいわゆる五十肩、肩関節周囲炎の可能性があります。
肩関節周囲炎は、肩の周りの組織に炎症が起きる病態で、肩の痛み、肩の可動域制限、炎症が伴うことがあります。
肩関節周囲炎の症状

肩関節周囲炎は、肩の周りの組織に炎症が起きる病態で、肩の痛み、肩の可動域制限、炎症が伴うことがあります。
【肩の痛み】
激しい鈍痛や鋭い痛みが、肩の動きに伴って現れます。肩を前や横に上げるときや後ろに回すときに特に痛みを感じることが多いです。
また症状が強くなると夜間に痛みが生じ何度も痛みで目が覚めることもあります。
【可動域制限】
肩関節の可動域が制限され、腕を上げたり後ろに手を回すことが難しくなります。
【筋力低下】
肩関節周囲炎が進行すると、インナーマッスルの筋力が低下し、肩の安定性が低下します。
肩関節周囲炎になりやすい人の特徴

肩関節周囲炎は、40〜50代頃に発症しやすい肩関節周りの病気の中で、明らかなきっかけがなく肩の動きに制限があり、痛くて腕が上がらない、衣服の脱ぎ着ができないなど症状のことをいいます。
全人口の2〜5%が発症すると報告されています。
(ちなみに『四十肩』や『五十肩』というのは病名ではなく俗語で、正式な診断名ではありません)
医学的な原因ははっきりしていません。
加齢によって肩関節周囲の組織が脆くなり始めたり、仕事やスポーツなどで使いすぎたりすることで炎症が起こると考えられています。
肩関節周囲炎を放置しているどうなるか

『放っておいたら治るかな』と思われて、数カ月放置してから受診される方が多くいらっしゃいます。
肩関節周囲炎は治療が遅れると痛みが悪化したり、可動域制限が増悪することがあります。
炎症や可動域制限が軽度であれば時間経過と共に改善される方もいますが、約40%の方が可動域制限や痛みが残ったまま生活をしていると言われています。
肩関節周囲炎は3つの病期に分かれています。
最初は『炎症期』で痛みを伴う時期です。腕を上げたり服の脱ぎ着で痛みが出現したりします。症状が増悪すると夜寝ている時に痛みが起こり、夜間に何度も目が覚めることもあります。
炎症が落ち着いて痛みが軽くなると、筋肉や肩関節周囲の組織が固まってくる『拘縮期』に移行します。
炎症期と拘縮期に適切な治療を続けることで、動きも改善されてくると『回復期』となります。
それぞれの時期で適切な治療をしていれば、早期に症状改善が期待できますが、治療をしなかったり、痛いまま動かし続けていたりすると1年以上など長期間にわたり痛みや可動域制限が続くこともあります。
肩関節周囲炎の回復方法

炎症期、拘縮期、回復期でそれぞれ適切な治療法があります。
痛みが強い炎症期は、痛みをやわらげるために薬や注射で治療をすることが必要になることがあります。
痛みを我慢して無理に動かすことは逆効果になることがあり注意が必要です。
拘縮期は、固まった関節を動かすことが効果的なため、インナーマッスルトレーニングやストレッチを行い徐々に可動域を回復させていきます。
肩関節周囲炎の回復期間
症状が続く期間は個人差が大きく、痛みや可動域制限が続く期間は数ヶ月程度~数年続く事もあります。
P-bodyの施術

私たちは各部位別の専門医がいる整形外科で15年以上勤務し、保存治療、手術治療をされた方をのべ16万人以上を施術した経験があります。
保存治療では硬くなっている筋肉や痛みの原因に対しての施術や、一人一人の肩に合わせたオーダーメイドなトレーニングの指導を行ってきました。
症状の改善を促し、さらに姿勢からかかる負担を減らしていくことでその場限りでない症状の回復を狙っていきます。
肩関節周囲炎の専門家である私たちにぜひお任せください。
施術をさせていただいた上で注射や投薬などが必要であれば、医療連携をしているあんしんクリニック、ぱくペインクリニックにご紹介させて頂きます。

記事監修
米家 圭亮 (よねや けいすけ)
理学療法士。肩、膝を中心に延べ9万人以上のリハビリを担当し、肩・膝の痛みと動きを良くするスペシャリスト
前十字靭帯(ACL)損傷や半月板損傷の術後も数多く担当し、スポーツ復帰に向けたリハビリにも精通
12年間サッカーチームのトレーナーとして帯同
提携医療機関リンク集
あんしんクリニック
即日MRI撮影にての診断や、徹底的な保存療法はもちろん、腰、肩、スポーツ、人工関節の手術は全国的にも圧倒的な件数を誇ります。
ぱくペインクリニック
神経ブロックという特殊な注射手技を用いて痛みを取り除く治療を治療の中心に据えています。
近年ではハイドロリリースやハイドロダイセクションと呼ばれる注射手技も有効な治療手段として積極的におこなっています。